ショートニングを一切使わず作った安心安全のあげ焼きパン 「象の耳」
今日はいつもと違った内容で大切なことをお話しようと思います。
みなさんは、
スーパーやコンビニでパンやお菓子を買うときに裏面の成分表の確認はしますか?
まずはこちらを見てください。
(URL:http://bit.ly/2hkNxam)
出典:日本経済新聞
「トランス脂肪酸・マーガリン・ショートニング」の話題ですが、
ニュースやネットなどで一度は耳にしたことがあるのでは?と思います。
米食品医薬品局(FDA)では、「人間の食べ物に使用するには安全と認められない」
と発表された毎日新聞の記事はこちら。
(URL:http://bit.ly/2hvLtdL)
日本では当たり前に店頭に置いてあるマーガリンやショートニングなどの加工食品は、
アメリカでは2013年に使用禁止の方針を打ち出してから、
科学的な検討を進めたのち、
2018年以降、食品に加えることを原則禁止すると発表したとのことです。
日本でも大手ドーナツ販売店やファーストフードコンビニなどで使用されている
なぜ今回このようなお話をしたかといいますと…
象の耳は、できるだけ多くの方に安心して召し上がって頂けるように、
卵、乳製品、防腐剤、保存料は一切使用しておりません。
大量の小麦粉を練るのは機械で行いますが、
ひとつひとつ生地を手でちぎって、生地を伸ばして、型にはめて、というほとんどの作業は人の手で行います。
人の手で行う作業が多いほど、大量生産が難しく、
そのため各店舗で在庫切れが起きてしまうこともしばしばありました。
少しでも多くの方に召し上がって頂きたいとの考えもあり、
OEM生産といって、同じ生産方法で委託ができ、大量に生産ができる業者を探していました。
残念なことに、
探していてわかったことは、OEM生産だと工場内での製造ラインの油がすべて
「ショートニングを使用している」ことが判明しました。
ショートニングとは、上記の記事でも取り上げられることも多く話題にもなっておりますが、
いまなお、揚げ油にショートニングを使う理由としては、
常温になると固まるため、油っこさや劣化した油の風味がわからなくなり、
かつ低価格という理由が考えられます。
結果、ショートニング以外の他の油を使うということは一切考えておらず、
法律で使用が禁止されるまでは、おそらくショートニングを使用する方向性だということです。
いまだに多くのドーナツ屋さんが揚げ油にショートニングを使用しており、
トランス脂肪酸の問題に気づかぬふりをしている業者が多くいることに、同じ製造業として
非常に残念な気持ちになりました。
しかし、消費者の健康面に気を遣いつつ、同じ想いを共有しながら製造ができる、
そんな製造業者様がいること、できることを願い、探し続けようと思います。
象の耳は、みなさまに安心して召し上がっていただけるように素材にこだわりを持ち続け、
みなさまに安全で安心できるとご理解頂いたうえでおいしさをご提供できるように努力していきたいと思います。
今後とも象の耳をよろしくお願いいたします。