象の耳 歩み

第1章~3話:また来るとは・・・

そんな発狂しそうになったその時、ある名案が閃いてしまったのです。
それは!

もう一回ポートランドに行こう!
という無謀極まりない考えでありました。

再び現地へ行き、材料やら作り方を習い、もしくは修行させてもらいに行けば事は片付く・・・はず!!

でもお金が全然ありません!
でも当たれば私は大金持ち!!

え~いカードで払ってしまおう!
未来の自分がなんとかしてくれる!

そう思いたった私は、ポートランド1週間の往復チケットを速攻でクレジット購入。こうして完璧な勢いのみで~

・ その不思議な揚げパンの材料と分量を知る為に!
・ あわよくば弟子入りする為に!

しかも帰国してまだ一ヶ月しかたってないのに!再び借金まみれになりながら~私は2002年5月30日、再びポートランドへ行ってしまいました。

そしてポートランドの空港に到着。一ヶ月前に来た時に仲良くなった友達や世話になった高校時代の友人が空港に迎えに来てはくれたのですが・・・

次に会うのは何年後かな~なんて、一ヶ月前の出発する前日の夜、ベランダで星を眺めながらしんみり話したにも関わらず一ヶ月後にまた来てしまった訳ですからね・・・

再会に感動がまったくありませんでした。
むしろあの日の思い出を返せ位の雰囲気でした。

事情はメールで伝えておいたので皆で早速~本屋、図書館とその揚げパンの作り方の本がありそうな所を案内してもらったのですが、出てたのはネットで調べたいい加減なレシピとさほど変わらず、その日は収穫ゼロ。

次の日、揚げパンの屋台が出るのは土曜と日曜のみ、私の滞在は土曜から一週間だったのでチャンスは土、日、土の計3日のみ!

なのでその揚げパン屋に直行し!買い&食べ写真を撮りまくりました。

↓これが現地の「エレファント・イヤー」の屋台達です3-2

ちなみに後で知ったのですが、カナダにはビーバーズ・テール(リスの尻尾)という、このエレファントイヤーと同じ製法の揚げパンなのですが、呼び方が違うほぼ同じ物も存在するらしいです。

そして・・・店員さんの南米系?のお兄ちゃん達にお願いをしまくりました。

「作り方を教えてください」

『無理だ』

「材料を教えてください」

『知らない』

「これの作り方が知りたくて日本から来たんです!」

『知らないものは、知らない』

「・・・・」

しかしこんな事で凹んでたら来た意味がありません。

次の店に行き、「作り方を教えてください!」

・・・・結果は同じでした。

結局、6軒全ての店で断られました。
まぁこれは覚悟してたんですけどね。

次の作戦。「給料いらないから働かせてくれ作戦。」これを言うと、かなり彼らは驚いていました。しかし、全店で結果として(かなり略して書くと)

『俺達は雇われてるだけでその権限はない。オーナーと話をしてくれ』と言われました。

「オーナーさんはどこにいるんですか?」

「知らない」

「今日はいらっしゃいますか?」

「明日来る」

6軒とも、全部同じやりとり・・・

ん!?

って事はこの6軒は看板の色もマークも全然違うけど~もしかして同じオーナーのお店なのだろうか!?

そしてよく見ると・・・どこの屋台にも似たようなダンボールが彼らの足元に転がっていたのです!

何んだ、アレは!?

「そのダンボールください!」

『NO!』

あの箱にヒントがあるのかも!!
そう推理した私は従業員の目を盗み、そっと屋台の裏に潜入。そ~っとゴミ箱を漁り・・・・そして!

全ての店に同じダンボールが捨ててある事を発見してしまったのでありました!

さて、これは何を意味するのでしょうか・・・!?

つづく