象の耳 歩み

第2章~20話:完全なる偶然の産物②

単純に沈黙と重圧逃れの為に試しにその機械Xを使って象の耳を再作成。

そして皆で試食!

・・・・・・あんま、変わってないですね。

<涙>

苦し紛れで放った最終奥義が見事に空振り。

私 は 困 り ま し た。

残り一時間・・・
どうすりゃいいんだ・・・
しょうがない・・・
他の機械の説明でも聞いて時間を潰すか・・・

という事でまだまだあった見知らぬ機械の説明とか使用方法を聞きました。

最後の機械の説明を聞き始める頃には、残り時間は30分となっていました。
最後の機械は、変わった種類の不思議なオーブンでした。

「象の耳は揚げパンなので関係ないと思うのですが・・・」とスタッフの方が前置きしてから説明をして下さりました。

へ~・・、ほ~・・と説明を聞き終えて、残り20分。
片付けをするにはまだ少し早すぎる・・・

どうしよう・・・

また皆さんが指示を待って私を見ている・・・もうする事がない・・・困った・・・

そうだ!と閃いた「ふり」をして、最後に説明して頂いた不思議なオーブンで生地をここに来た「記念に」焼いてみよう!

これなら時間が潰せる。250%時間を潰す為の実験でした。

完全に時間潰しと苦し紛れで揚げたての象の耳をその特殊なオーブンで焼いてみました。

う~む・・・なんだこれは・・・

揚げた後に更に焼いたから、当然丸こげ。
そりゃそうか!あたりまえか。あははは・・・(涙)

と、その瞬間にあるアイディアが突如閃いたのでした!

さっき使った機械Xとあれとあれを同時に使えば凄い事が起きるんじゃないか!?

そんな事をひとりでぶつぶつ言いながら考えていると、次にテストキッチンを使用すると思われる御一行様がいらっしゃりました。

もうそろそろ時間です・・・的な感じになり・・・

えーーー終わり???

皆さんと一緒に片付けして、Fさんに挨拶しようにも急用で本社に戻られたとの事でご挨拶も出来ず帰る事に。

結果としてよくわかんないながらも収穫が無かった訳ではないのですが、しかしあまりにも不完全すぎる。

なんで最後の最後に閃いたんだ・・・と自分を呪いながらも、もう一度実験がしたい!!もう一回実験がしたい!!

でも、頼めるかな・・・
ずうずうしいよな~・・・と思いながらも、直接お会いしてお礼を言えなかったのでお礼の電話をする時にもう一回テストキッチンを借して頂けないか、駄目もとで頼んでみよう!

と帰宅後にFさんにお礼の電話をし、今回の結果とそこから導けたヒントを説明し、もう一回テストキッチンを借りる事は出来ないか?今度は1時間だけでいいし、スタッフさんもゼロで構わないですから!!

とちょっと?相当強引?に聞いてみました。
聞いたというより、ごりごりにお願いしていたに近かったかもしれないです。

さすがに渋られていたのですが・・・
自分がまったく折れなかったせいなのか、あと一回だけですよ・・・という事でもう一回だけテストキッチンを借りる事に成功したのです!

でも残されたチャンスはあと一回。

ここでしくじれば、また振り出しに戻ってしまいます。

戻るだけさ。と開きなおるかどうかは、実験が終わってから考えよう。

そして数日後、二度目の実験日がやってきました。

つづく