象の耳 歩み

第16話:奇跡のハジマリ

移動販売の準備完了→融資の話パー→真っ白に燃え尽き・・・
→バイト探し→いろいろあってフリーターに昇格!

こうして、当時活動していたバンドのLIVEの日以外はまったく休みなしで借金を 返す為に!
そして移動販売を始める為にひたすら働きまくる日々が始りました。

毎日12~13時間、時給が良い夜の21時から朝の9時すぎまで人々が眠る時間に働き、
極力無駄遣いを減らす為に生まれて初めて家計簿なるものをつけ、
ご飯は自分で弁当を作り、飲み物はお茶を沸かして職場に持っていき、出費を出 来る限り削りました。

こうする事により月の食費を1万位に抑える事に成功しました。

無理をしすぎた為に栄養失調になり強烈なだるさに襲われ
一ヶ月近く寝たきりになった事もあったのですが・・・
02年11月からひたすらバンドとバイトのみ。
友人とも遊ばず節約に節約を重ね、
一年半後の2004年の5月には、170万あった借金も残り50万を切っておりました!

さて、移動販売はどうなったのか!?といいますと・・・
話はその半年前に戻ります。

2003年10月~
当時、自分が在籍していたバンドはあるオーディションに合格し、お台場・東京 ビッグサイトで行われる
「デザインフェスタ vol.18」のLIVE部門の出場権利を獲得する事が出来まして。

このイベントには世界各国の屋台や移動販売車が集まり、会場には20種類くら いの食べ物が揃っていました。

うちのバンドがLIVEをしたのが屋外特設ステージだったのですが、
LIVEを終えて色んな屋台を見て食べて楽しんでいると~

さつま揚げを売ってる移動販売車を発見!
移動販売車は外へ出かければ見かけますが、揚げ物をやってる車を見るのは初め てだったので、
興味津々で中を覗きこんだりして、ほ~・・・と勉強。

そして、その店主にさつま揚げを買いつつ話しかけてみました。
「いや~実は自分もいつかは揚げ物で移動販売をやりたいんですよ~。」

「あ~そうなんですか~大変ですよ~」位の反応が返って来ただけで、
特別大きな反応があった訳では無かったのですが・・・・

イベント終了間際。
会場を歩いてると、さっきのさつま揚げ屋の店主が近寄ってきて名刺をくれたの です。

「何かあったら相談に乗りますから、良かったらメールください」

そう言い残して行ってしまいました。

ここから奇蹟(?)が始まったのです!

つづく