象の耳 歩み

第2章~12話:更に突き進む

そして私は自分の生き方に疑問をもつようになりました・・・
周りの同級生はほとんど結婚し、子供も何人かいるような状態です。

自分一人、当たるかわかりもしないパンにこんなに時間を割いてしまっていいのだろうか?

バンドも楽しいし、ライブをやればお客さんは日増しに増えていたし、そして象の耳も楽しい!
楽しいが先はまったく見えません。
年齢も30越えれば体力も多少落ちてきます。

このままでいいのか?
自分達のバンドはメジャーデビュー出来るのか?
象の耳を辞めて生活出来るようになるのか?
本当にこのままでいいのか?

・・・今、人生の人生決して悪くない。

でも・・・この先は?

この時期、偉く一人でそんな事を悩んだ記憶があるような無いような・・・(笑)
まぁそんな時はその日の売上を握り締め飲みに行っていたのですが。
近所に良い飲み屋と良い飲み友達が沢山いて本当に良かったです。

あの時期を乗り越えられたのはあの店があったから。
下高井戸の利田商店さん(通称、もちぶたラーメン)ありがとう。

で・・・今の現状を乗り越えるにはA製法を完成させ、製造可能な環境を作る為に引越し、車を塗り替える費用を捻出するしかありません。

銀行融資も全部駄目となると・・・もう借りる宛もないので、・・・勇気を出して親に連絡を取りました。
本当に色々とあった訳ですがそこは割愛させて頂き、最終的の最終的に親はお金を工面して下さり自分に貸してくれました・・・
この時はさすがに色んな意味で泣きました。
そして・・・自分は希望の額をなんとか借りる事が出来ました。
くどいようですが割愛してますけど色々あったんですからね。

そして親を含め周りの方々に感謝しすぎても足りません!

・・・で、そのお金を握り締め絶対に成功してやると誓い!
まずはミニ工場が作れるような物件に引越す。
引越し屋を使うとお金がかかる為、販売車を利用して数日をかけて自力で荷物を全部新居に移す。

次、設備。
これは頂けた○○でほぼ揃った訳で。
しかし、業務用フライヤーを普通に部屋で使うと大変な事になる訳で。
なぜなら油って蒸発するんですよ!
高温になると蒸発し周りの壁とか換気扇にべったりと・・・
業務用になるとその量は半端じゃない。
大家さんを悲しませてしまうのが目に見える。

なので、水で言う水蒸気、油で言うとオイルミスト。
そのオイルミストが部屋に充満しないように台所の換気扇じゃとても追いつかない為、換気扇内臓のダクトなるものを自分で設計、
ホームセンターでアルミパーツを買い高温でも耐えられるように製作。

かなりの金額がかかったのだが完成・・・
しかしフライヤーと合体させテスト!→ダクト自体は高温に余裕で耐えたのですが、内蔵させたプラスチックの換気扇が熱ですぐに溶けてしまい失敗となる(涙)

骨組みとかもかなりしっかりしたアルミの箱な為、処分に困る・・・
めげずに諦めずに改良を加えた二代目を製作。
今度は完璧!

そして台所の工場化が終わる頃、移動販売車の改装も終了!
安くしてもらう為に古い塗装は薄利剤で全て自分で剥ぎました。
(中目黒のColorbucks&Ltd.さんありがとう)

そして以前に移動販売車を作るのに協力してもらおうと思った車屋さん(11話参照)へ持って行き、綺麗に塗ってもらいました。

何色にするの?と聞かれて「シャアザクの色で」と真顔で答えたら、車屋の社長さんにドン引きされたのですが(笑)

これで全てが揃いました!
新しい生地と新しい車で勝負をかけるぞ!
私の歩んでいる道は正しい!
そしてゴールはもうすぐだ!

生き方に関しては正直答えが出てなかったのですが、お天道様に顔向け出来ないような事はしてないし!

そう思って信じた道を思いっきり全力で突き進みました。
それが間違った道だとは知らずに・・・

つづく