象の耳 歩み

第3章~7話:会社の物件探し~大家さんちへ突撃(前編)

ここに会社というか、工場と店舗を構えたい!と思った物件の持ち主をようやく見つけられたので、菓子折り(コージーコーナーのクッキーセット)持ってスーツを着て大家さんのおうちへ行きました。

ピンポーン

50~60代位の暗い感じの男性の方が怪訝そうな感じで現れたので、
突然の訪問の非礼を詫びて事情を説明したのですが・・・

「あ~、、、あの物件ね・・・自分じゃよくわからないから兄に聞いて下さい」

と言ってすぐに玄関の扉を閉めようとするので、しかしここで引き下がる訳にもいかないですから間髪おかずにそのお兄さんの住所を伺いました。

地図で調べると5分位で行けそうな距離。

直行だ!

5分位、歩くと・・・まさかあそこじゃないよな・・・でもあそこっぽいな・・・嫌だな・・・
な感じの場所には遠くからもわかる位に大きな竹藪がその住所の場所にはありました。

夏だったらあっという間に物凄い数の蚊に刺されてしまいそうな位の立派な竹藪です。

「こん中に家があるのかな・・・」と茂みとか竹の隙間をぬって奥へ進むと・・・
木造平屋1階建てのお化け屋敷のような、、、、
まるで戦前に立てられてタイムスリップしたような家が奥にある事にはありましたが、
とても人が住んでいるような雰囲気は無く・・・

まじか~・・・と思いながら玄関に近づきまして、探すとピンポンのような物があったのでとりあえず・・・

出来る事なら帰りたい。

と思ったのですが逃げる訳にもいかないので勇気を出して押してみました。

ビー!!

という物凄い音が鳴ると「・・・・・・はーい・・・」という暗い声が聞こえてきまして・・・
正直言うともう本当に逃げ出したかったのですが、
これで逃げたら本物のピンポン泥棒になってしまうので勇気を出して玄関で待ちました。

ガラガラっと扉が開き、暗い感じの男性が現れました。

すぐに突然訪れた非礼を詫び事情を説明すると・・・

「あ~、、、あれか・・・自分じゃよくわからないから兄に聞いて下さい」

デ・・・デジャブ!?

「あの~さっきも弟さんに同じ事を言われたんですけど・・・」

「うち兄弟3人いるから。」と言われ扉を閉めようとするので、
急いで長兄の住所を伺いお礼を述べその足で長兄のおうちへ向かいました。

地図で調べると(今みたいにスマホの無い時代ですので)
また歩いて5分位の距離でした。

今度は竹藪は全然見当たらなかったので安心して道を進みました。
地図的にはこの道を曲がると正面にあるはず!

やっと本物の大家さんにご対面出来る!
胸を躍らせながらその道を曲がると正面には、

よくテレビで見るような・・・庭という庭の隙間という隙間が自分の身長位の高さまで物で埋め尽くされた立派すぎるゴミ屋敷がありました(涙)

つづく