2022.5.30 第1章~13話:悪夢のハジマリ

奇跡的な潜入活動の成功(笑)により車の問題が片付いたので融資を受ける!→後輩に車を頼む!→中古で車をGET!→そのままD社長の車屋に持っていく!→移動販売車完成!!

という開業までの流れがとうとう作れました!!
残るは生地の完成のみ!!

ポートランドに再度飛んだ意味を無にしない為に、もう作りに作りまくりました。
キャッシングして粉を買い・・・作って作って作りまくった1ヶ月。

そして・・・・7月の末にとうとう現地のものに近い生地が完成したのです!

生地のレシピを探求してから約三ヶ月。
毎日作り続けて、ようやく完成した象の耳!
何百回試作したでしょうか・・・

地味に1人で感動。

もう試食しすぎて体が小麦粉になるとこでした。

これで、融資をしてくださるかもしれないCさんの帰国までに、全ての準備がギリギリ間に合いました!

本当は、ぱ~っと打ち上げしたかったのですがお金が無くて出来なかったので、協力してくれた方々に生地の完成と感謝のメールを送りました。
あとは、Cさんとの顔合わせの日にプレゼン&試食会をして融資をお願いするだけ!
これだけやったんだから悔いはない。どんと来い。そんな気持ちでした。

そして・・・遂に。
その8月はすぐにやって来まして、あいだに入ってくださっているBさんから電話が!!

要約すると『中国でアクシデントがあったらしく、まだCさんは帰ってこない。帰国したらすぐに連絡するから待っててくれ』との報告を受けました・・・・

待てと言われたら待つしかありません。しかし金もないし職もない。借金の支払い日が来るたびにキャッシングを繰り返す・・・しかしいつ連絡が来るかもわからない。
バイトを始めてしまったらすぐに電話に出られないかもしれないし、指定された日に行く事が難しくなってしまうかもしれない・・・よって働くに働けない。。

この頃は、既にキャッシングのカードは5枚目に突入していました。

とりあえずいつでも動けるように準備だけは万全にして、ひたすらBさんからの電話を待つ日が始まりました。

一週間・・・

二週間・・・

しびれをきらし、やんわりと状況をうかがってももうちょっと待って。としか返事は返ってきませんでした・・・

三週間・・・

とうとう一ヶ月・・・・・・

ひたすら電話だけを待つ為に、そしていつでも電話が来しだい動けるようにする為に!!
出歩くお金もないので家でひたすら電話を待つだけの日々。
生地の改良を軽くしつつ、バンドは続けていたので曲を作ったり、ボイストレーニングをしたり走ったり、気が狂いそうになると走ってそしてまた走ってました。

さすがに一ヶ月は辛い。
ホントになんとかしてくれ・・・
(今思えば、なんか他に手があったんじゃないかとも思います。)

そして、ホントにこのままでいいのか?ホントに融資は受けられるのか?不安が不安を呼び、地獄のような日々が繰り返され・・・・そして・・・・とうとう!!
9月の頭に電話が!!

『あの話なんだけど・・・・
Cさんの会社で色々あって・・・・・
融資する余裕がなくなってしまったって』

は!?

     
         ど。

私の移動販売車は?
今までの努力は?
待ち続けた日々は?
働くに働けず、貯まりに貯まった借金は?

漂白剤を使ったんじゃないかってくらいに頭の中が真っ白になりました。

つづく

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