2022.6.26 第2章~2話:乱れ打ち

初営業から数十日が経過・・・
(バンド活動をしながら、深夜バイトは毎日やっておりました。)

女子大で営業しよう!下見に行かなきゃ!

毎日女子大へ営業に行き、常連さんと仲良くなってLIVEにも来てもうおう!
そして打ち上げで仲良くなろう!
そんな邪心に満ち溢れていたにも関わらず・・・

なぜか・・・なぜだか・・・・

何かが私の首根っこを掴んで前に進むのを止めるのです。

何かが、女子大というか近所のその辺の場所(路上営業)で、とりあえずでもいいから営業を始めようとする私を止めている気がしたのです。

欲しくてしょうがなかった発電機もヤフオクで三週間近く粘りついに予算内でGET!

生地の改良(まだ完璧ではないが)もかなり順調に進み・・・

って実はデビュー戦で気付いた欠点の改良が本当に難しく・・・以前書いたパン教室に再び修行へ行き先生を拷問のごとく質問責めにしたり、匙を投げ気味&諦め気味の先生に専門業者の営業の人を紹介して頂けたり(もしかして自分は他人へ押し付けられた?)多くのヒントを得てまた前進!

何度も試作と試食を繰り返し、ようやく改良1回目の生地が完成!
(ちなみに象の耳は改良回数○○回!とうたっておりますが、カウントは移動販売車のデビュー戦からカウントしてます。)

当時やっていた深夜バイトは会社の経営がやばいらしくリストラが始まり・・・

そんな感じだったので移動販売デビューの日から一ヶ月位経過し色々と頭の整理と体の調子も整った頃、バイトを辞めて移動販売一本に収入源を絞り、バンドと個人事業主の二足の草鞋を履く事にしようか本格的に悩み始めました。

毎日あんなに稼げるならバイトするよりも、よっぽど良いですし!

とは言え、あの日はお祭り。
問題の平日に象の耳が売れれば問題ないのですが、もし売れなかったら営業が軌道に乗らなかったら、生活は今以上に厳しくなってしまいます・・・

人が沢山集まるお祭りと、人があんまり集まらないお祭りだったら絶対に人が沢山集まるお祭りの方が売れる確率は上がります。当たり前ですが。

ならば平日も人が沢山集まる場所で営業すれば良いのではないか!?
年中お祭りのような場所・・・新宿?原宿?渋谷?
でも調べると普通の道路にキッチンカーを止めて営業するのは道交法で違反という事が判明・・・

新宿、原宿、渋谷にある著名なデパートとか建物に連絡して、入口とかに車を止めて営業させてもらえないか電話したのですが全てで即刻!門前払い。
(理由は後でわかりました。この時の私は色々何も知らなさすぎました)

そう考えると!
もしかして『良い営業場所の確保』って凄く大事なのではないだろうか・・・!?

こないだのデビュー戦はお祭りだったから人が沢山集まっていたし、しかもあのタイプのイベントって来場された方の財布の紐って緩みがちだし・・・定番の物よりも珍しい物、希少価値のある物、その場でしか食べられない物の方が売れそうな気がするんですよね・・・

なら週末は色々なイベントを渡り歩くとして、平日は何処で営業すれば良いのでしょう!?
上記の著名な場所は全滅ですし・・・

そんな時、営業場所に悩んでいた私にバイト仲間がこんな事を教えてくれました。
(ブログに常に進捗を書いていたのを読んでくれていたらしい)

「うちの近所のスーパーの入り口で、よく色んな種類の移動販売車が来て営業してるから象の耳もそうしてみたら!?」と。

それだ!!

うちの近所にスーパーはあるのですが移動販売車が営業しているのは見た事がなかったので、その案は思いつきませんでした。

やはり活動範囲内の事はわかっても、自分の活動範囲外の事情は情報が一番です!

そんな訳で、まず近所のスーパーを視野に入れ考えました。

あそこなら営業するスペースは確かにあるし店舗の敷地内な為、問題なし!
売上の一部を支払う事になるだろうけど道交法に触れないから安心して営業出来る!!
(路上で営業するのは道交法で違反なのですが、店舗の敷地内ならばOKなのです!)

よし交渉しに行こう!思いたったら即行動!近所のスーパーへ直行しました。

とりあえず店内にいた社員らしき人に話しかけ事情を説明すると、とても胡散臭そうに・・・
「あ~そういうのは本部に聞いて下さ~い」とだけ言って去ろうとしたので、

ちょっと待ってください!本部?何ですかそれは!?何処ですか!?

追いかけて本部の連絡先を聞くと、こちらのメモの準備とか関係なくいきなり口頭で電話番号を言い出したので暗記してすぐさま携帯にメモ。
なんて社員だ・・・って名札を見ると「店長」って書いてある・・・

店長なのに自分が任されている店の営業の決定権すらないの!?
で帰宅後、その本部に即電話。

担当の方は何度かけても不在、電話中・・・等~
色々理由をつけては繋げてもらえず、担当の方と話す事が出来たのはその4日後。
移動販売車での店頭営業希望の旨を伝えると~

「どんな食べ物でしょうか?」

『象の耳っていう揚げパンみたいな感じのモノなんですけど・・・』

「揚げパンですか?」

『いや、普通の揚げパンではなく日本初の変わった揚げパンなんですよ~』

「う~ん、わかりませんね・・・
写真か何かがあるなら電話しながらで結構ですからメールで送ってもらえませんか?」

簡単に書くとそんな流れになり、言われたアドレスに「象の耳」の写真を添付して送信。

(当時は最高の写真を送ったつもりでしたが、今見ると・・・それはそれはとても酷い写真かもしれません。)

しかし、
日本で初めての食べ物!という事は、
日本では誰も食べた事がないという事です。

作り方を説明し、何が普通の揚げパンと違うのかを説明しても、どんな食べ物なのか検討がつかないらしく・・・名前的に気味悪がられてしまいました。

試食会をそちらでやらせて下さい!と言う話も簡単に却下され、「検討します」と言われ電話を切られてしまいました。
それ以来、連絡はまったくありませんでした・・・

<この事から得た教訓>
「象の耳」は日本初!ゆえ、誰も知りません。
当然と言えば当然。口で説明しても無理です。

なので写真を添付したメールで商品説明をした後に、交渉した方が話が進むはず!

そう考え、
1、思いつく限りのスーパーのHPを検索サイトで調べまくり、
2、ベストな写真を添付し考え抜いた文と、コピーしたと思われないように1通1通〜そのスーパーに合わせて内容を変えたメールを、
3、全てのスーパーに送り続けました。

返事は来るのか?営業場所の確保は?
私に出来る事は・・・・・・

待つだけ。ひたすら待つ事だけ。

結果やいかに!

つづく

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