2年間、色々あった後に「日本初!不思議な揚げパン 象の耳」として、奇蹟的に移動販売車でデビューする事が出来た訳なのですが・・・
なのですが・・・実は・・・
あの営業終了後、フラフラになりながらも無事に帰宅し片付けもせず丸2日以上寝てなかったので疲れ果てた私は眠りにつきました。
使用した油はとりあえず燃えるゴミで捨てようと思い、営業終了後に固めるテンプルみたいなのを油に入れていたのをすっかり忘れていたんですよね・・・
翌日。たっくさん睡眠を取り夕方に起きて片付けをしようと車の店舗部分の扉を開けてみると・・・
油が冷める前に車を運転した為に固めるテンプル入りの油が大量に床にこぼれ、帰宅途中にそれが床をばしゃばしゃと暴れた状態で冷えて固まってしまったようで、なんと例えれば良いのでしょうか・・・
スライムが少し暴れて固まった・・・
みたいなそれはそれはひどい状態に床がなっておりまして・・・
見た瞬間に扉を閉めて見なかった事にしました。
その後しばらくは営業結果に満足し、数日は頭の中で色々考えつつもバイト生活を送っておりました。
なんかエネルギーを使い果たしてしまい、やる気が出てこなかったんですよね。
そして大事な事に気づいてしまったのです。
というのは、
八王子のお祭りは商店街の方々がコンセント(電気)を貸してくださったから良かったものの、電気がないと換気扇も回せず車内も真っ暗で音楽も流せず・・・(営業中はオルガン系のJAZZを流したい)
つまり私は発電機を持ってない為に外で営業が出来ないのです!
(ちなみにフライヤー(揚げる機械)はプロパンガスで動くので電気は必要ありません。)
そして、営業中に象の耳自体に重大な欠点がある事に気づいてしまったのです!!
まぁそれは、知識のある方に相談に乗ってもらうとして・・・
初陣を飾る前は、あれだけ事前に先を想定して用意周到に備えたにも関わらず・・・こんなに抜けがあるとは・・・
どんなに先を予測して行動しても、やってみないとわからない事がやはり世の中にはあるようで。
やってみないとわからないなら、うだうだ悩んでる時間が勿体ないから、だったら即行動すべし!と、なんだか自分の考え方が変わったような気がしました。
<悩んでいる時間って勿体無いというか無駄>という結論に到達。
事前に失敗しないように用意周到に色々調べて勉強してよく考えてから行動しようとしても、未経験の事に関しては予測の範囲もたかが知れてるので、失敗覚悟でとっとと動いた方がゴールへの到達は圧倒的に早いと学習出来ました。
そしてまた壁にぶち当たったので頭を整理!
即座にやらないといけない事!
1.車の掃除
2.発電機の入手
3.生地の欠点の改善
4.営業場所の確保
ちなみに4に関しては近所で良さげな場所を見つけたのですが・・・
果たしてここで営業出来るのか?(交渉してみないとわからないのですが)
当初は原宿とか渋谷とかで営業したいな~って考えていたのですが自分自身が軌道に乗るまでは対応出来ない可能性もある為、しばらくは近所で営業場所を探そうと思った訳です。
(この後、上記のような一等地で営業するのは凄まじく難しいという事を知ったのですが・・・・)
理想的な営業場所ってどんな所なんだろう・・・!?
若者が集い、しかもそこそこみんながお金を持っていて、しかも常に空腹で甘い物が好きそうな人達が集う場所・・・
しかも仕事をしていて自分が楽しい場所・・・・
そんな場所があるのでしょうか!?しかも近所に!?
よく考えてみると・・・そう、そんな理想的な場所が・・・実は近所にあったのです!
そこは・・・
某女子体育大学。
わたしは人としてダメなのでしょうか。
つづく